閲覧室の中に入ってみると、確かに結構な人数がいる。閲覧をする人のために、長いテーブルとイスが置かれているが、イスの数は二〇〇人は座れるくらいあるのだが、ほとんど空きがない。立ち読みもできるように、部屋の壁際はコの字型にカウンターのようになっている。しかし、立ち読みなんかは御免なので、部屋をぐるりと回って空いているイスを見つけてすかさず荷物を置いてキープした。物件ファイルの申請をするカウンターには三人の係官がいる。
(参考情報)
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その後ろには事件番号ごとにびっしりファイルが並んでいて、申請書を出すとその事件番号のファイルを渡してくれる、といった方式だ。申請カウンターのところには、現在閲覧期間中の物件情報(新聞の公告)が置いてあるので、もう一度それで事件番号を確認して申請書を書くといいかもしれない。申請書に記載するのは事件番号と自分の住所氏名くらいで、非常に簡単。そこで、二日前の夕刊に載っていて目をつけていたマンションの事件番号を記入して係官に提出したところ、ラッキーなことにファイルは誰も見ていなかった。よって、すぐに青いカバーの物件ファイルを手渡してくれた。このファイルに、三点がセットされて入っているわけである。先ほどキープした席に戻り早速中身のチェックを始めた。