かのバブル時代、若い人たちの間では、口を開けば、タイヤ、タイヤとタイヤブームであった。しかし、そいつもここにきて一息ついた観がある。タイヤのことをあまりうだうだいわなくなったのは、日本もハンドリングおたくから脱却したということか。ハンドリングおたくから醒めれば、タイヤもただのパーツのひとつに過ぎない。ともあれ、タイヤはクルマの「走る、曲がる、止まる」を支える、最重要パーツであることに変わりはない。現代のタイヤは性能が飛躍的に向上しており、いまやタイヤの性能がコ一ナリングのスピードを決めるといっても過言ではない。タイヤで大事なのは、その直径と幅の関係である。タイヤのサイズは「225‐50VR‐16」というような数値で表示される。これはタイヤの幅が225mmで、側面の高さがその五〇パーセント、ホイールの直径は16インチという意味である。VRのVはタイヤの高速性能で、240Km/h以上に耐えるとの意。ちなみにSは180Km/hまで、Hは210Km/hまでである。よく、50タイヤ、60タイヤなどという言い方をするが、この数値が低くなればなるほど、幅広いタイヤということになる。
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